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計算する生命
森田真生

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古代人が粘土や指を使って数を数えた時代から始まり、デカルトの代数的計算、現代のコンピュータまで、 計算は大きく姿を変えてきた。手にするスマホは、その歴史が濃縮された存在と言えるかもしれない。

計算はいつでも、人間の認識を拡張する営みだった。不確かな現実のなかで、確かな認識を得たいという情熱が、計算の歴史を駆動してきたのだ。
「人間が機械を模倣する」計算が、加速し続ける現代にあっても、人は、計算の結果を生み出すだけの機械ではない。思考し、意味を汲み出し、現実を新たに編み直し続ける「計算する生命」なのだーー。
数学を土台に独立で研究を重ねる著者が迫る、機械と生命の対立を越え、計算との新たな関係が形作る未来とは。

読者を圧倒する壮大な計算史は、教科書では学べない。そして、歴史を踏まえて、数学や言語から、今日的な環境の気候変動まで論じる姿勢は、他に追随を許さない内容となっている。<装幀:菊地信義>。

【目次】
はじめに

第一章 「わかる」と「操る」
「わかる」と「操る」/物から記号へ/算用数字が広がる/図から式へ/0から4を引くと?/数直線の発見/虚数」の登場/不可解の訪問

第二章 ユークリッド、デカルト、リーマン
I 演繹の形成
古代ギリシア数学の「原作」に迫る/演繹の代償
II 幾何学の解放
『原論』とイエズス会/デカルトの企図
III 概念の時代
直観に訴えない/リーマンの「多様体」/仮説の創造

第三章 数がつくった言語
『純粋理性批判』/なぜ「確実」な知識が「増える」のか?/フレーゲの人工言語/概念の形成/心から言語へ/緻密な誤謬/人工知能へ

第四章 計算する生命
純粋計算批判としての認知科学/フレーゲとウィトゲンシュタイン「/純粋な言語」の外へ/規則に従う/人工知能の身体/計算から生命へ/人工生命/耳の力学/go with the flow

終章 計算と生命の雑種ハイブリッド
計算される未来「/大加速」の時代/ハイパーオブジェクト/生命の自律性/responsibility

森田真生
1985(昭和60)年東京都生れ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。京都に拠点を構えて研究のかたわら、国内外で「数学の演奏会」「数学ブックトーク」などのライブ活動を行っている。2015(平成27)年、初の著書『数学する身体』で、小林秀雄賞を最年少で受賞。他の著書に『数学の贈り物』、絵本『アリになった数学者』、編著に岡潔著『数学する人生』がある。

出版社: 新潮社
サイズ:239ページ 13 x 2.2 x 19.1 cm
発行年月:2021/4/15

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