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うそ
中山信一/谷川俊太郎

¥1540(税込)

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「あやまってすむようなうそはつかない」――。嘘に誠実であるほど、「ぼく」の言葉が深く響く。
谷川俊太郎の珠玉の詩が絵本に。

「いっていることは うそでも うそをつく きもちは ほんとうなんだ」――。
この絵本は、詩人・谷川俊太郎さんが1988年に刊行した詩集『はだか』のなかの一編「うそ」に、 イラストレーター・中山信一さんが詩からイメージして絵を描き、構成した一冊。
「うそはくるしい」はずなのに、平気でうそをつく人がいる。

大きな声でうそをつき、しらを切り通す人もいる。 うそをくり返したら、ほんとうになるのだろうか。 この世のほんとのことより、うそであふれている。 うそをつかない人なんて、この世にはいないだろう。
でも、どうして人はうそをつくのだろうか。

ついついてしまったうそ。ごまかすためのうそ。 自分を守るためのうそ。相手の幸せを願ってつくうそ。 うそだと知りながら、つき通すことを選んだ大切なうそ。うそだと知っていながら、ほんとを装って受け入れるうそ。 ある男の子が犬と散歩しながら、うそについていろいろ思い、考える。 嘘に誠実であるほど、「ぼく」の言葉が、心に深く響く。

そもそも[ついていいうそ]と[ついてはいけないうそ]、 [いいうそ]と[悪いうそ]って、あるのだろうか。 あるとすれば、その違いはなんだろう。 いい・悪いや、軽い・重いという基準で測れるものだろうか。 「うそとほんと、良いことと悪いこと、美しいものと醜いもの、 どっちかに割り切れないところに、生きていることの本当の姿があります」 (あとがき「うそとほんと」谷川俊太郎) 生きていれば、忘れられないうそが増えていく。

うそと向き合うほど、悩み、苦しみ、救われる。 うそに戸惑う子どもたちと、うそに慣れた大人たちへ――。 心の奥深いところに届く、時おり読み返したくなる宝物のような一冊。

谷川俊太郎
詩人。1931年、東京生まれ。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詩賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞をはじめ、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。この「うそ」は、1988年刊の『はだか 谷川俊太郎詩集』(佐野洋子絵)の一編。

中山信一
イラストレーター。1986年、神奈川県生まれ。広告や書籍、アパレルグッズなどのイラストを手がけるほか、個展開催や作品と合わせたエッセイ集も発表するなど、作家としても活動中。また、HIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動しており、これまでに1stアルバム 「cookie」と 2ndアルバム 「NESS」をリリース。D&AD賞2018 Wood Pencil (銅賞)、JAGDA2018 亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA賞ノミネート、東京装画賞2013銅賞、そのほかADC入選、TDC入選など多数。

出版社: 主婦の友社
サイズ:32ページ
発行年月:2021/4/1

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