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Spazieren (CD)
HenningSchmiedt

¥2200(税込)

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春を待つこと。私たち日本人にとってはもちろんのこと、Henning Schmiedtの住むドイツでは、ここ日本よりも暗く長く、そして太陽のない冬があります。 冷たい風が吹き、大地は氷り、地上の色彩は全て灰色へと変わる。多くの詩人たちが残したように、ここでの冬は、あまりにも大きく重く、人々の暮らしへと覆いかぶさります。いつ終わるとも知らない薄明の中で、私たちは春の声を探しながら、残された悲しみと対峙し、暖かな日の記憶を辿っては、心の中で様々な場所へと向かうのです。
雨が上がり、お気に入りの靴を履いて、いつもの森へと歩き始める。Henning Schmiedtがピアノで描く春の日は、子どもの頃の情景であったり、見たこともない夢の中だったりすることに、私たちは鐘が鳴る頃にふと気づくのかもしれません。

ソロピアノ3作品目となる本作『Spazieren』は2010年の冬にベルリンのスタジオで録音。これまでの作品の中でも、最もシンプルに、まっすぐに紡がれたメロディーの数々。『散歩』というタイトルからも想像される通り、柔らかな春の日差しを連想させる爽やかなピアノの旋律、小気味良いテンポ感溢れる小曲集となっています。

試聴:
https://soundcloud.com/flaurecords/henning-schmiedt-spazieren

Henning Schmiedt
1965年生まれ、旧東ドイツ出身のピアニスト、作曲家、編曲家。
早くからジャズ、クラシック、ワールドミュージックなどジャンルの壁を超えた活動を先駆的に展開。80年代中盤から90年代にかけて様々なジャズ・アンサンブルで活躍後、ギリシャにおける20世紀最大の作曲家と言われるMikis Theodorakis(ミキス・テオドラキス)から絶大な信頼を受け、長年にわたり音楽監督、編曲を務めている。また、世界的歌手であるJocelyn B. Smith(ジョセリン・スミス)やMaria Farantouri(マリア・ファラントゥーリ)らの編曲、ディレクターとして数々のCDやコンサートを手がけ、同アーティストの編曲でドイツ・ジャズ賞、ドイツ・ジャズ批評家賞を受賞、女優Katrin Sass(『グッパイ・レーニン』他)やボイス・パフォーマーLauren Newtonと共演した古典音楽のアレンジなど、そのプロデュース活動は多岐に渡っている。
ソロとしてもKurt Weilなど幾多の映画音楽やベルリン・シアターで上演されたカフカ『変身』の舞台音楽、2008年ベルリン放送局でドイツ終戦60周年を記念して放送された現代音楽『レクイエム』などを発表し、高い評価を獲得。名指揮者クルト・マズアーも一目置くという個性的なアレンジメントやピアノ・スタイルは、各方面から 高い評価を受けている。
FLAUよりリリースされた6枚のソロ・ピアノ作品がいずれもロングセラーを記録中。Christoph Bergとの共作「Bei」やausとのプロジェクトHAUでも作品を残している。主な共演者にズルフ・リバネリ、チャールズ・ロイド、ミルバ、アル・ディ・メオラなど。

出版社: Flau
サイズ:音楽CD 27曲収録
発行年月:2011/11/19
商品のサイズ:1

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