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Column

うきは市議会を傍聴して

先日、初めてうきは市の市議会を傍聴した。
今回傍聴したのは、それぞれの市議会議員さんが市政全般について、それぞれの立場からの質問を行う、一般質問と呼ばれる内容。
今まで市議会を傍聴することに対して、何か特段の意味があるとは思えなかったが、実際に傍聴してみて、うきは市が何を考えていて、何を考えていないかが今まで以上に理解できたように思う。特に重要だと感じたのは「何を考えていないのか」の部分だ。市が声高々に掲げている政策についてはもちろん成果や実績も交えて答弁が出来る訳だが、そうではなく国や県の政策に右に倣えの姿勢で問題を問題として認識せずに、そこに関しては何も考えないという姿勢にはとても違和感を感じた。
僕が傍聴した時間は1人の議員さんのみで1時間程度ととても短く、その部分だけを切り取り何か物事を判断するということは市政全体を誤ってとらえることにもなりかねないが、昨今問題とされている教育現場での働き方に関するやりとりに限って言えば、うきは市側の認識は問題のあるものだと言わざるを得ないと思う。

少し内容を紹介すると、元学校教諭の竹永議員が小中学校の教職員の残業問題の認識と問題点、改善の意思について問いただしたところ、
教育長の回答は、指針の改定、数値目標の設定、教職員の意識改革というもの、そして市長に至っては論点のずれた諸外国との比較にはじまり、現在教育長が様々な取り組みを行っているので見守って欲しいと言った内容。要するに、予算は出せないが働き方改革に則って数値目標は設定している、あとは現場で頑張ってくれという内容。
この問題の実際の現場を知っているわけではないので、もちろん断定は出来ないが、教育という地域の根幹をになう分野に関する議論としてはとても不十分な内容だと感じた。興味のある方は、是非こちらのアーカイブから実際のやりとりを視聴してみてほしい。
そして少しの時間でもいいので是非直接足を運んで欲しいと思う。傍聴席で実際に一市民の眼として議会を見ることは市民にとっても議会にとってもとても重要な事だと思う。

20:20頃〜 竹永議員の「若者が住みやすいまちづくりについて」の質疑

テレビのニュースを見ていると、国会での開いた口が塞がらないような議論や、会見での総理大臣の質問にまともに答えない姿勢を見ていると、この国はいったいどこに向かっているのだろうと暗澹たる気持ちになってくるが、まずは身近なところから、自分たちが住む町の、暮らしに関わる問題を考えていくことが大事かなと考えている。その為には知ること、考えること。鬱陶しいなと思われそうだが、町の本屋としてそういう場所でありたい。

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